🧺 はじめに:毎日使いたいからこそ
手編み作品の品質表示では、基本的に「手洗い推奨」と書かれています。
でも、正直なところ…私はとってもズボラです(笑)

そもそも、手編みのマフラーやセーターといえば「特別な日だけ使うもの」というイメージがあるかもしれません。
でも私は、それを“毎日気兼ねなく使いたかった”んです。
そうなると──毎回手洗いなんてやってられない!
だからこそ私は、「洗濯機で洗える手編み作品」を本気で目指すようになりました。
🧶 実験の日々:洗える手編みを目指して

それからというもの、私は頻繁に、自分で編んだニットを洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う実験を続けています。
セーターに関しては毎日、しかも“平干し”ではなく、あえてハンガーにかけて乾かすという、衣類にとってはやや過酷な条件で試しています。
でも──
✔ 1シーズン毎日洗っても、ほつれなし/穴あきゼロ
✔ 袖やゴム編み部分は少し伸びましたが、袖に関しては折り返して縫えばまったく問題なし↓(折り返す時の縫い方も動画でご紹介。)
✔ 型崩れもなく、毎日洗って使える丈夫さを実感しています
💬 実際に使ってくださっているお客様からも…
「本当に丈夫で、洗濯機で洗っても全然壊れない!すごく重宝してます(^^)」
─ ベストや手袋をご購入くださったお客様より↓
こうした声が、私の背中を押してくれます。
🧵 毛糸選び・編み方・糸始末──すべては“丈夫さ”のために
私は最初から「洗濯しても壊れないこと」を想定して、以下の工夫をしています:
- 強度の高い毛糸を選ぶ
- 編み目が緩くなりすぎないよう密度とテンションを調整
- 糸始末は通常の2倍の長さで、何重にも固定
- ボタンや金具類も、何度もぐるぐる巻きにして縫いつけることで強度UP

「洗っても安心して使えるように」──その視点を常に持ちながら、見えないところも手を抜かず仕上げています。
✅ アクリル素材はほぼ安心!
現在、私が制作しているアクリル毛糸の衣類作品は、洗濯機で洗っても型崩れや縮み、ゆがみが起きにくく、
毎日使える“丈夫な手編み”として、安心しておすすめできるレベルに達しています。
※すべて洗濯ネット+やさしいコースでの洗濯を前提としています。
🐑 ウール素材は、現在も実験中

ウールは水に弱く、縮みやすく、フェルト化しやすい素材。
それでも私はあきらめず、
「このウールなら洗濯機でも大丈夫!」と胸を張って言えるように、
日々スワッチ(試し編み)を洗っては干し、また編んで…という地道な検証を続けています。
🧣 衣類以外にも応用しています
マフラーやセーターだけでなく、ベスト・カーディガン・手袋など、身につける系の作品はすべて「毎日洗える強さ」を前提に作っています。
さらに、バッグやキーホルダーなどの小物も、壊れにくさ・ほつれにくさを重視して制作しています。
🌼 おわりに:見た目も、実用性も、あきらめない
私が目指しているのは、ただ可愛いだけの手編みではありません。
**毎日使えること──それこそが「本当に愛される手づくり」**だと信じています。
「洗濯が面倒だから使わなくなる」なんて、もったいない。
だから私は、見た目と実用性、どちらもあきらめたくないのです。
それが、茉ごころの手編みに込めた、私の信念です。
✅ ご注意
※品質表示タグには法律上「手洗い推奨」と記載しています。洗濯機でのご使用は、お客様ご自身のご判断にてお願いいたします。
ただし、私は洗濯耐性を十分に考慮し、一つひとつ丁寧に丈夫にお作りしていますので、安心してお使いいただけます。